AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催

FASHION HEADLINE
日本の美とは、どこに宿るのでしょうか。目に見える色や形だけではなく、削ぎ落とすこと、余白を残すこと、時間の痕跡を受け入れること。そうした日本固有の美意識を現代の装いへと昇華してきた〈AKIRANAKA〉が、2026年秋冬コレクション「蒸留、または詩的な変容」のPOP-UPを、8月28日から東京・南青山のATELIERMOで開催します。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
今季のコレクションに加え、その背景にあるデザインノートやインスピレーションソースも展示。完成した服だけではなく、一着が生まれるまでの思考や制作の過程までたどることのできるPOP-UPです。

二つの美意識が出会う場所
今回のPOP-UPを読み解く上で重要なのが、AKIRANAKAとATELIERMOという二者の関係です。

AKIRANAKAは、コンセプトワークを基盤に日本固有の思想を重ねながら、緻密なカッティングによる洗練されたシルエットを追求してきたブランド。「attitudeを纏う」というコンセプトを掲げ、文化や芸術に根差したテーマを衣服へと落とし込んできました。


AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
一方のATELIERMOは、アートと自然が融合する空間をキュレーションする、アトリエのようなギャラリーショップ。手工芸やアート、家具、ワードローブ、デザインなど領域を横断し、素材からものへと形づくられていく「変遷の美」を提案しています。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
ファッションとギャラリーショップ。活動する領域は異なりますが、両者が見つめているのは、完成した「もの」だけではありません。その背景にどのような思想があり、どのような美意識や手仕事を経て形になったのか。そうしたものづくりへの共鳴から、今回のPOP-UPは実現しました。

「日本の美とは何か」という問いから
2026年秋冬コレクション「蒸留、または詩的な変容」の出発点となったのは、「日本の美は、どのような思考やカタチに見出せるのか」という問いでした。日本人が受け継いできた美意識や静かな知性を、現代の装いへと昇華する。
その試みを象徴するのが、大覚寺の襖絵から着想を得たプリントシリーズです。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
アトリエで描いた花柄を、そのまま完成形として用いるのではなく、あえて削る。そこに浮かび上がるのが、日本の美意識の一つである「寂び」です。描き加えるのではなく、削ることで生まれる表情。華やかな花のイメージを残しながら、その存在を静かに遠ざけていくことで、余白や痕跡までもがデザインの一部となります。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
絵画を纏うようでありながら、静かで知的な佇まいへ。日本文化から得た着想を直接的なモチーフとして引用するのではなく、一度思考の中で“蒸留”し、現代の衣服へと変容させています。

完成した服の、その手前にあるもの
会場では「sabi shirt」や「sabi dress」をはじめとする2026年秋冬コレクションのアイテムを展開。
それとともに展示されるのが、デザインノートやインスピレーションソースです。一着の服を見るとき、私たちが目にしているのは、デザイナーが積み重ねた思考の最終地点です。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
その形になる前には、文化や建築、アートとの出会いがあり、リサーチがあり、スケッチがあり、素材との対話があります。今回のPOP-UPでは、普段は完成したプロダクトの背後に隠れているそうした過程にも光が当てられます。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
AKIRANAKAが日本の建築や美意識から何を見つけ、何を残し、何を削り、最終的に一着の装いへと昇華したのか。コレクションとその源流を同じ空間で見ることで、「蒸留、または詩的な変容」というタイトルの意味も、より立体的に浮かび上がってきます。

ATELIERMOだから見える、AKIRANAKAの思考
AKIRANAKAはATELIERMOについて、「アトリエという名にふさわしい、クリエイターの純粋な創造性と美意識を感じられる空間」と表現しています。完成したものをカテゴリーによって分けるのではなく、その背景にある素材や手仕事、思想から見つめるATELIERMO。
その空間にAKIRANAKAの服が置かれることで、ファッションという枠組みだけでは見えにくかった、ブランドのものづくりの源流に触れることができます。

AKIRANAKA「蒸留、または詩的な変容」──日本の美意識を装いへ、ATELIERMOでPOP-UP開催
Courtesy of shu AKIRANAKA
服と家具、アート、手工芸、自然。異なる領域の創造性が同じ空間に存在することで、一着の服もまた、より大きな文化や美意識の流れの中から生まれた「もの」として見えてくるのではないでしょうか。

思想を纏うということ
初日の8月28日には、デザイナーのナカアキラが在店。来場者へのスタイリング提案に加え、コレクションの着想や制作背景について本人から直接聞くことのできる機会も設けられます。AKIRANAKAが掲げてきた「attitudeを纏う」という言葉。その意味は、服の美しさだけではなく、その背後にある文化や思想まで含めて装うことにあるのかもしれません。

大覚寺の襖絵から一つの着想を得て、描き、削り、素材と向き合い、現代の身体を包む一着へ。
「蒸留、または詩的な変容」というコレクションを、その完成形だけではなく、生まれるまでの思考とともに見る今回のPOP-UPは、AKIRANAKAが考える日本の美に触れる9日間となりそうです。

【INFORMATION】
AKIRANAKA POPUP EVENT @ ATELIERMO

会期:
2026年8月28日(金)〜9月5日(土)

営業時間:
11:00〜19:00
※日曜定休

会場:
ATELIERMO
東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル 東館1F

AKIRANAKA Designer In Store
日時:2026年8月28日(金)11:00〜14:00/17:00〜19:00

※期間中、商品購入者にはナカアキラによるサインカードを、税込33,000円以上の購入者にはAKIRANAKAオリジナルソープを数量限定で用意。なくなり次第終了。

提供:

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