PUCCIがトモ・コイズミとカプセルコレクション発表。クチュール回帰の動きは日本人デザイナーに注目
作品のうちの2つはMET美術館で展示され、その内の一つはMET美術館が購入した。2020年4月にはLVMHプライズのファイナリスト兼共同受賞者に選ばれた。
プッチのメゾンは「素晴らしい才能を持つコイズミにプッチのユニークなヘリテージを解釈することをお願いした。ユニークで夢のような女性像のビジョンを持った彼の美しいテクニックは、マジシャンのようだ」とコメントを発表。
「私はいつもプッチのような豊かなヘリテージを持つメゾンブランドとコラボレーションしてみたいと思っており、今回夢が実現した 。侯爵エミリオ・プッチの時代を超越した美しいスタイルと、素晴らしいブランドカラーパレットのハーモニーにインスピレーションをもらえる貴重な機会に感謝しています」とデザイナーの小泉智貴は話している。このカプセルコレクションは、2021年3月に世界各国のエミリオ・プッチのブティックにて展開される予定。
トモコイズミの2021年春夏コレクションは9月にNYファッションウィークで予定されていたショーを、期間中にルックブックで発表する表現に変更。今回は日本の「花嫁/Flower Bride」をテーマに日本の伝統的な婚礼衣装をテーマに、従来使用してきたオーガンジー以外のサテンやキュプラなどのデッドストック生地を使用して、自身の代名詞であるラッフルドレスの幅を広げた。