グッチの美術館、現代アート界が最注目する3名の女性アーティストの作品展示
Photos by Alessandro Moggi - (c)Gucci
フィレンツェの美術館・グッチ ミュゼオ(Gucci Museo)のコンテンポラリーアートスペースでは、フランソワ・ピノー(Francois Pinault)のコレクションが所蔵する3人の女性アーティストの作品を展示している。9月7日まで。
「Femminilita Radicale」と題された本展では、エヴリン・アクセル、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフにフォーカス。過激なアプローチゆえにアート界の第一線から退いていた彼女達の作品は、近年になり個展や合同展などが開催され、再び注目を浴びている。この3アーティストの作品が一堂に展示されるのはヨーロッパでは今回が初。
ベルギー出身のエヴリン・アクセルは、1935年生まれ。陶芸を学んだ後、女優として活躍。その後63年に絵画に転向し、ポップアート運動でも活躍。
宇宙飛行士のヘルメットだけをかぶった裸の女性を登場させるパフォーマンスを行うなど、エロチシズムや女性らしさ、宇宙飛行などをテーマにした作品を発表した。72年逝去。
アメリカ出身のリー・ロザーノは、1930年生まれ。