いのちの瞬きをとらえた、逆光ポートレイト。齋藤陽道 写真展『絶対』日本橋三越本店で開催
日本橋三越本店では本館6階三越コンテンポラリーギャラリーにおいて、2020年11月18日~11月30日まで齋藤陽道写真展『絶対』を開催いたします。先天性の感音性難聴という個性をもって生まれ、自身の経験をもとにしたエッセイ集も人気を集める齋藤氏が捉えた日常的な一瞬は、深い内面性を備えています。
『絶対』と題された本展では、ひかりに照らされた被写体から放たれるいのちの瞬きをおさめた逆光ポートレイトシリーズの作品約20点をご紹介いたします。身近に置いてともに暮らしたくなる、希望の光をたたえた作品群です。
「母子」大全紙(49×59cm )、2020年、発色現像方式印画
(C)Harumichi Saito
齋藤陽道について
2008年ごろから写真に取組み、2010年第33回写真新世紀優秀賞を受賞。齋藤氏がカメラを持ったのは20歳の頃でした。「聞く」ことよりも「見る」ことを選んだ齋藤氏は、写真という表現を通して、自身の疑問やひとと正面から向き合ってきました。齋藤氏の作品やことばに触れたとき、太陽の光を直視した一瞬のように、圧倒的なひかりにこころを射抜かれます。
「少女」大全紙(49×59cm )