くらし情報『visvim中村ヒロキ1/2--心に響く“パーソナル”なもの作り【INTERVIEW】』

visvim中村ヒロキ1/2--心に響く“パーソナル”なもの作り【INTERVIEW】

今の時代だからこそ、パーソナルな要素を込めたアイテムを作りたいと語る

Photo by Yoshika Suzuki (c) FASHION HEADLINE


卓越した審美眼で「ビズビム(visvim)」のもの作りを進化させてきた中村ヒロキ。近年のクリエーションでは、自らがコレクションするビンテージのような温もりと味わいを商品に落とし込んでいる。そのもの作りに掛ける思いを聞いた。――ビズビムは細部まで徹底したこだわりのあるブランドとして知られています。最近のもの作りの方向性について聞かせてください。海外にいる時に良く感じる事ですが、世界中どこへ行ってもフラットで、似てきているなという感覚があります。そこで、自分なりに新しい事を試したくて、1年前にF.I.L. Indigo Camping Trailer(I.C.T.)というコンセプトショップを立ち上げました。表参道のジャイル(GYRE)に直営店があります。
均一化するショッピングモールや商業施設の中で、人間らしい手触りのある商品を展開する実験的な店です。I.C.T.では、天然の藍で染めた後、更に泥染めをしたパーカやコレクションしているビンテージのバンダナを縫い付けたシリーズ、インディゴの古布など、通常コマーシャルとして展開しにくいアイテムも扱っています。

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