くらし情報『visvim中村ヒロキ1/2--心に響く“パーソナル”なもの作り【INTERVIEW】』

visvim中村ヒロキ1/2--心に響く“パーソナル”なもの作り【INTERVIEW】

ものの生産体制がハンドメイドから機械による大量生産へと変わっている。手で作ったものには、パーソナルな要素が入ってくる。作った人の思いが伝わって、大切にされ、残っていく。そこに心に響くもの作りのヒントがあるように思います。――どうのようにパーソナルなもの作りをするのでしょうか。今の時代のマシンメイドの製品にどうやって個を入れられるか。昔は1人の人間が作っていて、「ここはお腹が空いていた時かな」などと想像できるくらい縫い方に個性や気持ちが表れていました。でも今は流れ作業で製造するので、平均化してしまいます。
機械でオーガニックな違いを出すのは難しく、あえて昔と同じやり方にしても、既に内面や時代性が違うので、全く同じにはなりません。新しいものを作るからにはもの作りを前に進めて行きたい。時間軸で考えていて、後々振り返った時に、今の時代にも良いものが作られていたと思われるようにしたい。そのために、現代のテクノロジーと手仕事を結びつけることを考えています。――今回のコレクションで、テクノロジーと手仕事を使った具体的なアイテムはありますか。例えば、このゴアテックスのジャケット。普通ラミネート加工するとつるつるでフラットになるのですが、表情を出したかったので、奄美大島で泥染めをして、ビンテージのバンダナを縫い付けています。

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