アルマーニ / カーザは初壁紙を発表【ミラノサローネ2014レポ】
(c)Stefano Guindani
既にホテル事業を展開しているジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)だけに、室内装飾は重要な分野。サローネの期間に合わせて、新たなインテリアアイテムを発表すると共に、「アルマーニ / カーザ(ARMANI / CASA)」ウェブサイトwww.armanicasa.comをリニューアルした。ジョルジオ・アルマーニにとって住空間は特別な存在だという。家はそこに暮らす人の趣味趣向を色濃く反映し、公共建築よりも、時を経て変化していくのがよく分かるからだろう。今年はアルマーニ / カーザ初となる壁紙装飾材シリーズが登場。ミラノの壁紙専門メーカー、ヤネリ&ヴォルピ(Jannelli & Volpi)とコラボレーションしたもので、ラメ糸を織り込んだシルクシャンタンの布地にヤシの木といった模様をデジタル印刷している。照明の光を反射するシルク特有の光沢とデジタル印刷を組み合わせることで、壁全体を風景画のような壁紙で覆うことも可能。壁紙で空間を大きく変えることになる。
またアルマーニ社自体は意図していないようであるが、使われている素材には環境への配慮も感じ取ることができる。