梨花が語る、トップモデルの22年--梨花1/2【INTERVIEW】
梨花
ファッション誌のカバーを飾ったのは日本歴代最多の250回以上という梨花。40歳になってもファッションアイコンの1人として変わらない輝きを放ち、くったくのない笑顔で話す。話題は新著から人生感にまで及んだ。
――『No.22』を製作したきっかけは?
40歳という年齢や、子供を産んだことなどもあり、モデルとしても、ひとりの女性としても一旦ここでリセットしたいという気持ちが強くなりました。今までとこれからでスイッチを切り替えたい時期だったんです。
――1万カット以上の中から写真をセレクトしたそうですか、その作業の中で改めて発見したことはありましたか?
私は写真にその時の心境が出てしまうタイプなので、それぞれの作品の時代背景と共に、その時の自分を思い出したりして懐かしくなりました。
これまで何度か節目と言える時期があって、その頃の撮影は本当に印象に残っています。赤文字系のモデルとしてデビューして、25歳でそれを卒業してからの5年間、特に28・9歳の頃は本当に仕事が無い時期があって…でも、30歳になってから仕事が徐々に増え始めたの。その当時、モデルは20代で終わりという印象が強かった私は、30代なのに表紙をやらせてもらったりして、また違うモデル人生が始まった。ありがたいことにたくさんのお仕事を頂けて、ここまでくることができました。
――これだけ長い間カバーを飾って来られた秘訣は?
30歳手前で仕事が無くなったときに、海外セレブスナップが流行って、それまでは、ある程度の年齢になったらコンサバなスタイルになるのが主流だったのに、大人でもミニスカートを履いていい!みたいな時代になった。時代の流れと共に成長することができた私はラッキーだったのかなぁ。人生の中で、すべてが色々動き出したのは30歳からでした。30代は本当に仕事が楽しかった。
色んなジャンルと年齢層の雑誌にかかわれたのも、いい経験だったと思います。
――一度沈んで、這い上がるためにしたことはあるのでしょうか?
仕事が無くなった時は、もう終わったな、と本気で思いました。その時は、散歩など日常の当たり前のことをしていました。それしかできなかったということもあるのですが、20代だったから物足りなかったし、このままじゃ何も変わらないとすごく嫌だったことを憶えています。でも今思うと、当たり前のことをきちんとやる、それが良かったのかもしれないなと感じています。
――アラサーの時にやっておいた方がいいことがあれば教えてください。
整理整頓!部屋の中はもちろん、人生設計や今の状況の整理も含めた意味です。整理整頓をすると自ずと見えてくるものがある。
欲張っているつもりじゃないのに、やらないといけないと思っていることがたくさんあるんですよ。意外とそんなにキャパがあるわけじゃないから、自分が苦しくなってしまう時がある。そんな時は、自分と向き合って本当に必要なものは何か、今一番大切なことは何かを考えて、他を全部削ぎ落とす。そうすることで優先すべき大切なものが見えてくるんじゃないかな。
――モデルとして体型維持のために気をつけていることは?
理想はあるけれど、実現するのはモデルの私にとっても難しいです。だから、スムージーとか健康なものを摂取することで、そういう自分を意識するようにしています。トレーニングはあまり好きじゃないんだけど、「やらなきゃ」と思ってやるより、「こんなに健康を気にしている私」を意識しながらやっていれば効果があるような気がしていて。自分自身に意識させることも大事なんじゃないかな。
2/2へ続く。
梨花
梨花『NO.22』
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