有松絞りスズサン、ディオール、ヨウジに続きワイナンツとコラボ
クリスチャン・ワイナンツ(左)とスズサンの村瀬弘行
名古屋・有松鳴海絞りの伝統技法を使ったストールを中心にドイツのデュッセルドルフを拠点に展開している「スズサン(SUZUSAN)」が、今秋冬の「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」に続き、15SSで「クリスチャン・ワイナンツ(Christian Wijnants)」とのコラボレーションを発表した。今春夏では「ディオール(Dior)」14SSオートクチュールコレクションに有松絞りの生地を提供し、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)がドレスを着用したことでも注目された。
今年6月にパリのトラノイ展で発表されたクリスチャン・ワイナンツとのコラボレーションは、日本の無縫製ニットの技術を使い、板締め絞りで製品染めをしたシルクコットン・ニット6ピース。ニットで独自の世界観を展開するワイナンツは、これまで世界各地のニットの技法を伝統工芸の職人とコラボすることで発表しており、今回もスズサンとのアイテム以外に、日本のニットメーカーを使ったメイド・イン・ジャパンのアイテムも2アイテム提案されている。
スズサンは有松絞りの絵刷りで100年以上の歴史を持つ鈴三商店(現スズサン)