Mame Kurogouchi、10周年を記念した展覧会を長野県信濃美術館で開催。本展に合わせて作品集も刊行
マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)の10周年を記念し、美術館では初となる同ブランド単独での展覧会「10 Mame Kurogouch(テンマメクロゴウチ)」が、長野県信濃美術館にて、6月19日より開催される。
「10 Mame Kurogouchi」では、マメ クロゴウチデザイナー・黒河内真衣子の私小説的とも言える、クリエイションの背後に複雑にレイヤーされた諸要素を視覚化し、10年間に及ぶ創作の旅路を紹介。これまでに発表されたコレクションに共通するいくつかのキーワードが、デザイナー自身のダイアリー、着想源となった品々や写真、テキスト、オリジナルのテキスタイル、コレクションのアーカイブなどを用いて多面的に可視化され、ブランドの思想の根底に触れるかのような空間を作り出す。
さらに、展覧会に合わせて作品集も刊行。内容は、テキストと写真がメインとなっており、“読む展覧会”として、展覧会の展示内容と作品集が相互補完するようにデザインされるという。
黒河内自身の最も初源的なルーツであるこの長野の地そのものを案内役に、10周年を迎えたブランドの、これまで発表される事のなかったクリエイションの源泉を、静かにじっくりと感じて。