国連WFP親善大使・竹下景子トークショー“この瞬間に飢餓がある”
銀座三越でトークショーを行った竹下景子さん
銀座三越は、写真展「竹下景子親善大使が見た国連WFP(世界食糧計画)の食糧支援―母と子の絆、子どもたちの未来―」を8月17日まで開催している。それにともない13日、国連WFP協会親善大使としても活動する、女優の竹下景子によるトークショーが行われた。
彼女は05年9月より国連WFP協会顧問として活動しており、10年11月に親善大使に就任。同企画では、竹下が訪問したセネガルとフィリピンの状況や、そこで暮らす母子の様子について話を聞くことができた。
12年に干ばつによって食糧危機に見舞われたセネガルでは、5歳未満の子供や妊娠中の母親のために食糧支援を行った。実際に赤ちゃんを抱き上げたという竹下氏は、「13ヶ月の赤ちゃんなのに、6、7ヶ月ぐらいの大きさしかなかった」と現地の悲惨な状況についてコメント。更に、「食料をあげたら、かぶりつくようにして食べる赤ちゃんを見て、懸命に生きようとしている命があることを実感した」と語った。
またセネガルでは、WFPが行う給食の配布に参加。
セネガルを始め、途上国では子供は労働力であり、満足に学校に通えないのが現状。「母親は子供にお腹いっぱいになってほしいと思うもの。