チームラボ猪子寿之が語る新作「Infinity of Flowers」。花々は“共生の象徴”
猪子寿之氏
「グッチ(GUCCI)」を象徴する「フローラ」をモチーフに、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ(teamLab)」が手掛けたインスタレーション作品「Infinity of Flowers」が、グッチ新宿3階イベントスペースで公開されている。
ヨーロッパ最大のバーチャルリアリティー博覧会「Laval Virtual 2012」で設計芸術文化賞を受賞、台湾の国立美術館では外国企業として初となる個展を開催、更に2014年夏には世界の現代アートシーンを牽引するニューヨークの名門ギャラリー「ペース・ギャラリー(Pace Gallery)」で大規模な個展を開催するなど、独創的な発想で生み出されるメディアアート作品が、国境を越え、海外でも高く評価されているチームラボ。
今回の作品は、イベントスペースの壁一面に、コンピュータープログラムによってリアルタイムに描かれ続ける花々のインスタレーション。スクリーンに映し出された映像に人が触れると、ある花は咲き、またある花は一斉に舞い始める。やがて散り、枯れて、消えては、新たなつぼみをつけて、成長し、咲き始める。
「永遠と生まれて、永遠と散っていく花々は、鑑賞者の偶発的なふるまいの影響を受けながら、映像の中で変容し続けます。