日本初公開多数の約100点そろうキリコ展、汐留で10月開催
画家ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)の創作の足取りを辿る「ジョルジュ・デ・キリコ―変遷と回帰―」が、10月25日より東京・新橋のパナソニック 汐留ミュージアムにて開催される。
未亡人イザベッラ・デ・キリコ(Isabella de Chirico)の旧蔵品を中心に、イタリアの美術館や個人、日本国内の所蔵作品から約100点を展示。油彩を始め、水彩や素描、彫刻など画家の各時代を代表する作品のおよそ8割が日本初公開となる。
本展監修者でパリ市立近代美術館学芸部長のジャクリーヌ・マンク(Jacqueline Munck)によるオープニング記念講演会を東京・恵比寿の日仏会館ホールで10月25日14時、美術評論家の山田五郎がデ・キリコの魅力を語るアートトーク(定員200名、無料)をパナソニック汐留ビル5階ホールで11月14日14時より開催するなど、関連イベントも実施。
デ・キリコは、イタリア人の両親のもと1888年にギリシャで誕生。青年期を過ごしたミュンヘンで、アルノルト・ベックリン(Arnold Bocklin)などの幻想絵画とフリードリヒ・ニーチェ(Friedrich Nietzsche)