加工に45日要するデニム登場。伊勢丹が日本伝統技術キャンペーン
デンハムのブラックデニム
伊勢丹新宿店本館、メンズ館各階で、10月15日から28日まで「イセタン ジャパンセンセィズ(JAPAN SENSES)」(以下、ジャパンセンスィズ)が開催される。
ジャパンセンスィズは、日本の伝統や匠の技術のすばらしさに改めて目を向けていくキャンペーン。三越伊勢丹は「日本を元気にしていくこと」を目標に、2011年より同キャンペーンを継続して行っている。
4年目となる今年のテーマは「思いやりとやさしさ」。同店のバイヤーは、伝統が息づく出合いにより、日本人の美徳に感じ入り、作り手の温もりをも受け取ってほしいとの想いを胸にアイテムを選定した。
これからのシーズンに大活躍すること間違いなしなのは、「バトナー(BATONER)」のニット製品。山形県にある創業60年のニット・カットファクトリーであるバトナーは、日本のものづくりの精神や技術を後世に受け継ぐことは自分達の使命だとする考えから、“バトン=受け継ぐ”を人称系にした「バトナー」をブランド名に採用したという。
その技術とは、大量生産不可能な「成型編み」だ。
高い技術力を備えた職人がリンキングミシンでパーツ一目一目を繋ぎ合わせていくことで、立体的で着心地の良いニットが完成する。