大麻生地ブランド「麻世妙」推奨の理由はここにあり!布デザイナー須藤玲子トークショー開催
「麻世妙展」会場
日本のスタンダードファブリックを目指す、大麻布「麻世妙 majotae(まよたえ)」
太古の昔より、大麻は日常生活から神道儀礼にいたるまで、日本人の暮らしに欠かせない存在だった。大麻で織られた大麻布は、綿花栽培が安定して綿が普及する江戸中期までは、主要な衣料素材として人々に用いられてきた。しかし戦後、様々な理由から大麻布は一般流通が途切れてしまう。それを現代に甦らせ、ふたたび日本のスタンダードファブリックへ、という夢のあるプロジェクトが始動した。
プロジェクトを手掛けるのは、自然布研究家の吉田真一郎、京都帯匠誉田屋十代目の山口源兵衛、そして文化・芸能、エンターテインメントの雄であるエイベックス・グループ・ホールディングスだ。3者の挑戦により、大麻布のファブリックブランド「麻世妙majotae(まよたえ)」が誕生した。
10月24日には、代官山ヒルサイドテラスにて麻世妙プロジェクトを担う吉田と、日本を代表するテキスタイルデザイナー須藤玲子によるトークセッションが開催された。
30年にわたり麻を研究している吉田氏は、「大麻布を調査するうちに、なぜこんな素晴らしい布を今作らないのか。