J&Mデヴィッドソン1/2--30周年のブランドの軌跡を青山で語る【INTERVIEW】
デザイナーのジョンとモニク・デヴィッドソン夫妻
英国ブランド「J&Mデヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」が、今年ブランド創立30周年を迎えた。9月には、新コンセプトを取り入れた旗艦店を南青山に移転オープン。
ブランドの新たな門出の象徴として、また世界観の発信基地として機能する。今回、私生活でもパートナーであるデザイナーのジョンとモニク・デヴィッドソン夫妻の言葉とともに、ブランドの軌跡を辿る。
――お2人の出会いには素敵なエピソードがあるそうですね。
モニク(以下M):1969年の夏、スペイン北東部カタルーニャ州のコスタブラバのビーチ出会いました。2人とも休暇中で、ある日海で泳いでいた私のところにジョンがやってきて、「コーヒーでもどう?」と話しかけられたのが始まりね。
――それからブランドを立ち上げる1984年までの間、どんな道のりがあったのでしょうか?
ジョン(以下J):出会った当時、僕はフォトグラファーで、モニクはバレエダンサーやテキスタイルデザイナーとして活動していました。
丁度ハンドメイドやカスタムメイドが流行っていた頃で。モニクが素敵なデザインの犬の首輪を“人”用のベルトとしてアレンジしてみたのが、ブランド立ち上げのきっかけ。