J&Mデヴィッドソン2/2--ブランドを育てていくことは、ワインのようなもの【INTERVIEW】
デザイナーのジョンとモニク・デヴィッドソン夫妻
1/2より続く。
――30年間ブランドを続けて来られた秘訣は?
モニク(以下M):自分達のやっていることに対して情熱を持ち続けること。そして、私達2人はいつも同じゴールに向かって歩んできたわ。
ジョン(以下J):僕達は、時には周りがヒヤヒヤするぐらい激しい口論をするんだけど(笑)、根底にあるものが一緒なので、最後にはお互いの意見を調整し、そして前進してきた。ブランドを育てていくことは、例えていうならワインのようなもの。30年では、まだまだ若いワインだね。
――ブランド設立当初から変わったこと、変わらないことを教えてください。
J:89年からウエアを展開しているが、J&Mデヴィッドソンはあくまでもレザーグッズブランドだと思っています。
ウエアはあくまでバッグに合わせてスタイルを完成させるためのアクセサリーの一部という考え方です。他のブランドとは全く逆の発想だね。バッグはクリーンで洗練されたデザインになってきた反面、カラーはもっと冒険するようになりました。14-15AWシーズンは口紅のような赤など、ビビッドな色を採り入れました。今後はホームコレクションやジュエリーの分野にも興味があるね。