エルメスとレザーの歴史展、東京国立博物館で開催。バッグ製作実演も
Quentin Bertoux
「エルメス(HERMES)」とレザーの絆をテーマとしたエキシビション「レザー・フォーエバー」が12月2日から東京国立博物館 表慶館にて開催される。23日まで。
このエキシビションは、馬具工房として生まれたエルメスによる革の歴史をたどるもの。バッグやオブジェなどの展示を時代と共に追うことで、職人達がものづくりを探求してきた姿を垣間見ることが出来る。
会場ではアトリエの職人によるバッグ製作のデモンストレーションを開催。カッティングに始まり、縫製、ステッチなど、バッグの製作にかかわる技巧の数々が披露される。また、エキシビションの開催を記念した、特別バッグコレクションの展示も行われる予定。
イベントの開催に先駆け、エルメスのアーティスティックディレクター務めるピエール=アレクシィ・デュマ氏は、「私は時折、祖先のティエリ・エルメスが、設立したばかりの1837年当時のパリのアトリエで、馬具に用いるレザーの香りを吸い込んだり触れたりしながら目を輝かせている姿を思い描く。
その香りは今もなお私をわくわくさせるもの」とコメントしている。
【イベント情報】
エルメス「レザー・フォーエバー」