『わたしはロランス』のグザヴィエ・ドラン監督最新作『MOMMY』に注目。カンヌ映画祭で審査員特別賞
カンヌ映画祭審査員特別賞受賞作『MOMMY』
映画『MOMMY』が、15年4月25日に日本で公開される。本作は、『マイ・マザー』、『胸騒ぎの恋人』で世界の映画シーンに鮮烈なデビューを飾り、続いて『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来全作品がカンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭といった世界三大映画祭へ出品されるなど、映画界の若き救世主とも称され、一躍時代の寵児となったグザヴィエ・ドランの監督最新作。
カナダ人のグザヴィエ・ドランは09年に映画『マイ・マザー』で監督デビューして以来、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で次々と作品を上映。13年に公開された『トム・アット・ザ・ファーム』で国際映画批評家連盟賞を受賞している。
『MOMMY』はカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞し、審査員長ジェーン・カンピオネンからも絶賛された作品。10月に作品が公開されたフランスではすでに100万人以上を動員しており、カナダでも興行収入が3億ドルを突破するなど、記録的なヒットを飛ばしている。その内容は母と子の深い愛情、葛藤を描いたもので、映画ファンの間では“涙のクライマックスが2回来る”と高い評価を受けているようだ。