服はアートでなく、店は美術館ではない--N°21アレッサンドロ・デラクア【INTERVIEW】
Photo by Yoshika Suzuki (c)FASHION HEADLINE
シグネチャーブランドを経て10-11AWより「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」をミラノコレクションで発表、また他ブランドのクリエーティブディレクターを兼任するという多才なアレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell'Acqua)が、12月初旬に来日した。2014年9月に世界初となる旗艦店が東京にオープンし話題となるも、そのタイミングでの来日ができず今回の来日となった。N°21誕生の経緯は、1996年からシグネチャーブランドをミラノコレクションで発表していたが仕事の環境が変わり、インターバルをおいてスタートした。パーティーシーンで活躍するドレスが多かった前ブランドと違い、N°21はデイリーに着るカジュアルさを備え、しかも手頃な価格をコンセプトとしたコレクションだ。世界的に経済が冷え込んだ2007・8年頃から、モードの流れが変わるのを感じたデラクアは、今までとは違う、見せるための服ではなく、心地よく着て楽しめるをコンセプトに服を作り始めたのだ。ドレスからカジュアルな服に切り替わっても、デラクアのモダンなフェミニティーは変わることなく、N°21はたちまち世界中の女性を魅了した。デラクアが醸し出す繊細でイノセントな雰囲気は、日本の女性の心を惹きつけ、多くのファンが存在するという。東京に世界初の旗艦店ができたのもそうした理由からだ。
デラクアの希望もあり、インターナショナルで世界の新しい動き敏感な東京という街に初の旗艦店がオープンした。2号店は本拠地ミラノでと候補地を探している最中だというが、大阪も候補の一つになっているらしい。今後の服作りについて尋ねると、「ファッションのトレンドというのは、その時代に影響力を持つデザイナーが作り出し、それをフォローする傾向があります。今でいうと、エディ・スリマンのサンローランがそうですが……。誰かに追従するのは嫌ですから、私は常に自分らしいトレンドを追求することにしています」ときっぱりと言い切る。「私達デザイナーが作る服は、芸術品ではありませんし、ショップは美術館ではありません。いつまでもお店を飾っている美しい服は、クリエーティブであっても、ビジネスには向かないのです。私は皆が着たいと思う服を作りたいと思っています」クリエーションとビジネスの関係は、車の両輪のように共に機能しなければいけないという。
数々のブランドのデザインを手掛け、ビジネス的にも成功を収める彼の才能は、今デザイナーに求められるもの。優れたバランス感覚が窺われる。
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