――そもそも曲作りを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?子供の頃、ピアノの先生に真っ白い紙を渡されて「これに曲書いてきて」って言われたのがきっかけかもしれないですね。当時、僕は全く練習しないでレッスンに向かうばかりか、先生のお手本演奏を聴いては感動して「今日はもう(僕の演奏は)いいんじゃないですかね?」っていう感じの子だったんです(笑)。でも作曲だけはちゃんと続けていたから、もしかしたら先生は僕の関心事を見抜いて紙を渡してくれていたのかもしれないですね。それ以来、「新しい楽器を手にしたら、それを使って作曲する」っていうのが僕の中でプログラミングされてるんです。――来週、12月16日には新代田FEVERで「DEERHOOF JAPAN TOUR 2014」初日を迎えますね。譜面だけは起こしてメンバーに送ってるんですけど、現時点(12月9日)でまだ1度も音合わせしてないので未知数ではありますが、いいライブになるであろう確信はあります。あまりリハーサルしないのは、音源は根詰めて1曲1曲完璧なものに仕上げるというスタンスを取ってるんですけど、ライブに関しては、「会場で生きる音」