花香る「モエ・エ・シャンドン」最新作。ロジャー・フェデラーと飲んだ中村孝則の思い出
「モエ・エ・シャンドン グランヴィンテージ2006」
「シュヴァリエ」に聞く、思い出のシャンパーニュとマリアージュ。世界ベストレストラン50日本審査委員長も務める中村孝則さんの思い出の味は、「モエ・エ・シャンドン グランヴィンテージ2006」だそう。こちらはメゾンのグラン ヴィンテージ コレクションによる最新作。中村さんがその魅力を思い出と共に語ります。
「2007年にシャンパーニュ騎士団シュヴァリエに任命されたこともあり、日頃から親しんでいるお酒の一つです。思い入れが強い銘柄といえば、『モエ・エ・シャンドン グランヴィンテージ2006』。同メゾンにとって71回目となるヴィンテージです。
『モエ・エ・シャンドン』といえば、とてもポピュラーで知名度の高いシャンパンとして知られていますが、このグランヴィンテージはまったく違う味わい。
アニスや南国の白い花を思わせるボタニカルなフレーバーがとても印象的。ピーチ、マンゴーなどのフルーツ香や、後半に感じさせるナッティな口当たりも気に入っています。
このシャンパンを始めて飲んだのは、今年6月。シャンパーニュ地方エペルネにあるモエ・エ・シャンドンの迎賓館『LE&』という1ヶ月限定のレストランで、三つ星シェフのヤニック・アレノ氏やモエのアンバサダーでテニスプレーヤーのロジャー・フェデラー氏達と一緒に飲んだのが良い思い出です。