幻のシャンパーニュ「サロン」。新年1杯目に勧めたい“奇跡の味”
サロン社のシャンパーニュ。
「シュヴァリエ」に聞く、思い出のシャンパーニュとマリアージュ。ワインにも造詣が深い、食空間プロデューサーの山本侑貴子さんの思い出の味は、奇跡の味といわれ、JALファーストクラスでも提供されているサロン社のシャンパーニュだそう。山本さんがその魅力を思い出と共に語ります。
「これまでいろいろなタイプのシャンパンを飲んできましたが、その中で特に印象的なのが『サロン』。シャルドネの聖地で知られるコート・ド・ブランの中でもグラン・クリュ(特級畑)で育ったぶどうのみを使い、ぶどうの出来の良い年にだけ造られるという独特の哲学を貫くシャンパンです。その潔さに惹かれるだけでなく、味わいは繊細でエレガント。
何ともいえない透明感と『サロン』にしか出せない高貴さを持ちあわせています。
あれは2008年の初夏。シャンパーニュメゾンを7・8ヶ所見学してまわったときのこと。『サロン』の畑は決して広くもなく、生産量も少ない畑でしたが、天使や妖精の存在を感じさせるスピリチュアルな経験をしました。特別な何かを感じさせる、それこそがテロワールであり、格別な味わいを生む理由なのだと思いました。
価格的に非常に高価なシャンパンなので、『この時だけは』という特別な記念日、元日やお祝いごとなどにおすすめしたいですね。