ファッションは人を幸せにできるのか?ITC/EFIとUAの取り組み1/2【エシカル特集】
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ファッションは、時代の空気をまとうことで進化していくものだ。20世紀が「ファッションの世紀」と呼ばれたのは、社会背景の変化に伴いディケード毎に更新されていくファッションを女性達が謳歌したからに違いない。21世紀を迎える頃になると、新しさを競い使い捨てていくファッションは地球環境の破壊につながるとのエコ意識が高まっていく。環境に優しいファッション製品、またそれを製造する人達の人道的な側面も考慮したファッションを考える「エシカルなファッション」に注目が集まるようになった。こうした一連の動きに呼応するように、活動を始めたのが国連機関のITC(International Trade Centre)が行うEFI(The Ethical Fashion Initiative)というプログラムだ。ITC/EFIは“Not Charity, Just Work”のスローガンのもと、アフリカ、ハイチ、パレスチナといった貧困地域に暮らす人々、特に女性職人の手仕事と世界中のファッションブランドやリテーラーと結びつけ、新しい雇用を産み出す手助けをおこなっている。ITC/EFIは、「エシカル」