三越伊勢丹ホールディングスは、2015年初頭より、同社の企業メッセージとして「this is japan.」を同社グループ百貨店内やホームページを通じて発信する。同社は2011年4月から、日本の伝統・文化・美意識が作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組み「ジャパン センセィズ(JAPAN SENSES)」を年間統一の営業施策として位置づけてきたが、2015年からはジャパン センセィズが担う役割を継続しながらも、その取り組みを更に深化させ、新たな企業メッセージとして「this is japan.」を設定。これを経営戦略レベルに位置付け、新たな店作りの基軸として、商品や販売サービスなど“世界に通じる日本の良さ”をグループを挙げて提案していく。「this is japan.」は、「これから未来に向かってあらたな百貨店を作り上げていく、三越伊勢丹グループの意志と行動の基盤、つまりは“心構え”を表す言葉」という。日本の四季が育んできた五感を生かし、商品、サービス、店内の装飾や環境などを通じて表現していく。具体的には、品ぞろえ、来店客に対する言葉使いや笑顔、客が何を望んでいるのかを察する想像力、客の言葉に耳を澄ませ聴き取る能力、品物を渡す時の心使いなど、同グループの「空間」