フッド・バイ・エアーが見せたモードとしてのヒップホップ【ピッティ15-16AW】
フッド・バイ・エアー15-16AWメンズコレクション
フードで覆ったコートスタイルでスタートしたコレクションは、最後までブランドを代表するHBAのロゴ、グラフィックパターンを封印。コート、シャツ、ジャケットというノーマルなドレスコードを、アブストラクトヒップホップさながらに解体し、再構築。NYのクラブカルチャーから読み解かれたメンズモードの返答ともいうべき、ジェンダーレスなスタイルが続いた。素材はウール、レザー、キッドモヘア、ピケ、シャーリングなどイタリアでのモノづくりが背景となった提案で、ハイヒール仕立てのスニーカー、エプロンのようなコートなどパーツから成り立った独自のセクシーを披露し、フライングロータスが手掛けるトラックメイクのように、これまで出合うことのなかった手法とテイストをミックスしている。フードやジップ、ファー、テープなどストリートカジュアルやスポーツウェアの要素が入り交じり、EDMとヒップホップとジャズ、アニメとゲームを壮大なオペラで仕上げたような印象。
若干25歳のデザイナー、シェイン・オリバーは2007年に1枚のTシャツでデビュー。2012年にNYコレクションに参加し、2014年のLVMHヤングファッションデザイナーの特別賞を受賞している。
ピッティ・ウオモは昨年1月にマルセロ・バーロンが招待デザイナーとしてコレクションを発表。前回6月の開催期間中にはフィレンツェを見下ろす要塞でエルマンノ・シェルビーノが催したパーティにラッパーのカニエ ウエストがゲストとして招待されるなど、イタリアを代表するクラシコの祭典とクラブカルチャーから誕生するセレブとの蜜月関係は新たな時代を感じさせる。
フッド・バイ・エアー15-16AWメンズコレクション
フッド・バイ・エアー15-16AWメンズコレクション
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