蜷川実花初のセルフポートレート写真展、原美術館で開催
「Self-image」2013
東京・品川の原美術館で蜷川実花による写真展「蜷川実花: Self - image」が開催される。期間は1月24日から5月10日まで。
会場では活動初期から断続的に蜷川が撮り続けてきた、モノクロのセルフポートレートが展示される。これは、蜷川が「生身に近い、何も武装していない」と語る作品で、その写真群を中心とした展覧会は今回が初めて。その他、目黒川の川面に散る桜を撮影した「PLANT A TREE」や、生と死が表裏一体である様を捉えた「noir」シリーズからも、数々の作品が出展される。
また、原美術館を代表する階段室では、窓一面に蜷川の作品をレイアウト。透過性フィルムに白黒プリントされた写真が、まるで人の記憶を現実世界に具現化したような、幻想的な空間を構築するという。その他、壁三面に映像を大きく投影し、音楽を渋谷慶一郎が手掛けた新作のインスタレーションも発表され、訪れた人々を映像の海へと誘う。
なお、開催期間中には都内3ヶ所でのギャラリーでも蜷川の個展が開催される。渋谷ヒカリエの「8/ ART GALLERY/ TOMIO KOYAMA GALLERY」