2015年2月6日 21:00
京都の新緑に囲まれた歴史的建造物がギャラリーに、写真祭KYOTOGRAPHIE開催
Roger Ballen, Mimicry, 2005 (C)Roger Ballen
京都の歴史的建造物や近現代建築を会場とする「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」が開催される。期間は4月18日から5月10日まで。今年の写真祭では全15ヶ所の会場に、9ヶ国14組の作家が作品を出展。「TRIBE:あなたはどこにいるのか?」をテーマに、様々な“TRIBE(部族)=集団”の発見を目的とした写真が展開される。そこには、先住民文化や歴史のみならず、現代ポップカルチャーなどの思想や文化などあらゆる視点が用いられ、写真を通して自分の立ち位置を再認識しようという試みだ。期間中には20世紀を代表する写真家マルク・リブーの未発表作品をフィーチャーした「Alaska展」が、老舗帯問屋「誉田屋源兵衛 黒蔵」を巡回。更に、幕末の武士を写した肖像写真などフランス国立ギメ東洋美術館のアーカイブが、「虎屋」の京都ギャラリーで一般向けでは初めて公開される。また、日本初となる展示では、ジャズの名門ブルーノート・レコードの撮影を手掛けた、フランシス・ウルフのプリントがニューヨークから初上陸。
文化財にも登録された伝統的町屋「嶋臺ギャラリー」