モノの本質を問う。東京現美で開催中菅木志雄展の解説書【NADiffオススメBOOK】
「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
■「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
現在、東京都現代美術館で開催中の展覧会「菅木志雄:置かれた潜在性」の公式カタログを兼ねた作品集。
菅は1970年代前後の日本で、それまでのパフォーマンスを主流とした反芸術運動を問い直し、ほとんど手を加えない木や石、鉄などの物質を未加工のまま提示しすることで芸術の再創造を行おうとした「もの派」メンバーの1人。
イメージすることを徹底的に排除し時間を掛けて再考した認識概念により、差異や関係性を保ちながら本質を露にする「もの」達は異様な存在感を放つ。インスタレーションを始めとするそれらの作品を公開した展覧会では、訪れた人へ強烈なリアリティーをもたらす。
本書は、菅のコンセプトが先鋭的に現れた70年代の作品を中心に紹介する図版ページと、1967年から2015年までの48年間に及ぶ活動歴を網羅したモノクロページほか、担当キュレーターによる菅論や、初公開となる制作ノートにおける解説など、じっくり読み解きたいテキストも所収されている。
なお、同展覧会は1月24日からスタートし、3月22日まで行われている。
【書籍情報】
「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」
著者:長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
出版社:HeHe
言語:日本語、英語
ハードカバー/200ページ(カラー図版72ページ)/260 x 210 mm
発刊:2015年
価格:3,500円
「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
「Kishio Suga: Situated Latency菅木志雄:置かれた潜在性」長谷川祐子、関直子(東京都現代美術館)、サイモン・グルーム(スコットランド国立近代美術館)
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