くらし情報『神秘の国インドで生まれた完全ハンドメイドの絵本【恵文社一乗寺店オススメBOOK】』

2015年2月18日 14:00

神秘の国インドで生まれた完全ハンドメイドの絵本【恵文社一乗寺店オススメBOOK】

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週水曜日は、京都に店舗を構える、本と本にまつわるあれこれをセレクトしたショップ、恵文社一乗寺店(京都市左京区一乗寺払殿町10)がオススメする書籍を紹介します。

■「夜の木」バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ

本書を発刊したタラ・ブックス(Tara Books)は、南インド・チェンナイにある小さな出版社。少数民族や大衆画家達とともに、製紙、印刷、製本、販売まで全て自分達で賄っており、世界中の書籍愛好家の注目を集めている。

中央インド・ゴンド民族出身のアーティスト、バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ、3人の共著により紡がれる樹木をめぐる物語。手漉き紙に古来からインドで使用されている無毒の染料を使った シルクスクリーン印刷により、独特の色合いとタッチで、神が住むと言われる聖なる木々が描かれる。1冊1冊丁寧に手作業で生み出される繊細さと温もりは、日本や欧米の出版物では味わえない神秘性を秘め、まさに工芸品とも言える。

本書は、国内出版社タムラ堂より発刊された日本語翻訳版だが、製作は現地タラ・ブックスが行った。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.