132 5. ISSEY MIYAKE×中村竜治、“円”シリーズを体現したオブジェが誕生
三宅一生とリアリティ・ラボ(REALITY LAB)チームによる「132 5. ISSEY MIYAKE」が、建築家の中村竜治による特別ディスプレイ「円を折る」を展開する。期間は3月5日から4月1日まで。このディスプレイではブランドの新作「CIRCULAR」シリーズにインスピレーションを得たオブジェが展示される。15SSコレクションに登場したCIRCULARは、超音波自動裁断機でファブリックを同じサイズの円形に裁断し、規則に沿って数ヶ所を縫い止めることで服に仕立てた円形3Dシリーズ。畳まれた姿は“円”だが、着ると無数の“弧”が柔らかさを生む、個性的なシルエットを生み出している。そんな服にインスピレーションを得たオブジェでは、服の大きさを6倍にした円を折り、その折り方によって様々な弧の連なった立体を出現させた。円という単純な一つの形から、思いがけない形が生まれる瞬間の楽しさを表現している。中村竜治はこれまで住宅、店舗などの設計を行う傍らで、展覧会の展示空間、美術館でのインスタレーション、舞台美術なども手がけてきた。
過去にはグッドデザイン賞やJCDデザインアワード賞などを受賞している。ディスプレイは「エルトブ テップ イッセイ ミヤケ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE)」