2023年3月5日 12:35
展覧会「デミタスカップの愉しみ」繊細な装飾&意匠を凝らした作品約380点、大分県立美術館に巡回
展覧会「デミタスカップの愉しみ」が、大分県立美術館にて、2023年4月1日(土)から5月28日(日)まで開催される。
ジャポニスムからアール・ヌーヴォーまで
デミタスカップとは、エスプレッソなどの濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップのこと。様々な素材やデザインで作られており、その種類は多岐にわたる。
展覧会「デミタスカップの愉しみ」では、2,000点以上ものデミタスカップを所有する村上和美のコレクションより、約380点を厳選。2部構成で展示する。
ジャポニスムの受容とデミタスカップのデザインの変遷
第1部では、19〜20世紀にヨーロッパの名窯が産んだジャポニスム、アール・ヌーヴォーやアール・デコまで、時代ごとに生まれたデミタスカップのデザインの変遷を紹介。加えて関連資料なども展示し、西洋の人々が身近なテーブルウェアで楽しんだジャポニズムの受容を知ることができる。
形態&装飾から見る機能美や意匠
続く第2部では、デミタスカップの形態や装飾にフォーカス。
カップとしての機能だけでなく、小さなデミタスカップならではの凝縮された技術美や大胆な意匠など、華やかで煌びやか、それでいて繊細なカップの魅力を紹介する。