2023年4月8日 12:05
映画『ジュリア(s)』あの時あの場所で違う選択をしていたら?並行世界の4つの人生を描く
映画『ジュリア(s)』では、17歳から80歳までのジュリアの人生ををひとりで演じ分けた。
また、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワなどの演技派俳優陣も出演する。
新鋭監督オリバー・トレイナー
なお、監督を務めるオリバー・トレイナーは、作中にいくつもの偶然を落とし込んでいる。その際に、様々な名作映画を参考にしており、たとえば本屋での出会いには『ノッティングヒルの恋人』の「ひと目ぼれ」を意識したという。
映画『ジュリア(s)』あらすじ
2052年に80歳の誕生日を迎えたジュリアは、これまでの充実した人生に満足しつつも、過去を振り返り自分が過ごしていたかもしれない別の人生に思いを馳せていた。ピアニストを⽬指していた17歳の秋。ベルリンの壁崩壊を知り友⼈たちとベルリンへ向かった⽇、「もしバスに乗り遅れなかったら︖」「本屋で彼に出会ってなかったら︖」「シューマン・コンクールの結果が違ったら︖」「私が運転していたら︖」ジュリアは、そんな何気ない瞬間から枝分かれしていった4つの人生を思い描く。そのどれもが決して楽なわけではないけれど、愛しい人たちとのかけがえのない日々で満たされていて眩しさに満ちている。