くらし情報『エミール・ガレの展覧会が広島・下瀬美術館で、初期~晩年のガラス器から家具まで60点超を紹介』

2023年4月30日 14:00

エミール・ガレの展覧会が広島・下瀬美術館で、初期~晩年のガラス器から家具まで60点超を紹介

エミール・ガレの展覧会が広島・下瀬美術館で、初期~晩年のガラス器から家具まで60点超を紹介

展覧会「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」が、広島の下瀬美術館にて、2023年5月14日(日)から9月24日(日)まで開催される。

エミール・ガレの初期から晩年までの軌跡を辿る
フランスのアール・ヌーヴォーを代表する工芸家であり植物学者でもあるエミール・ガレ。主にガラス工芸を手掛け、陶器、家具も多く制作した。下瀬美術館では、館長の下瀬ゆみ子により多数のガレの作品が収集・所蔵されており、下瀬美術館の所蔵作品の中でも重要な位置を占めている。

展覧会「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」では、ガレの初期から晩年に至るまでの軌跡を辿ると同時に、ハートモチーフの《ハートの涙(ケマンソウ)》といった愛らしいガラス器から、大型の家具まで60点以上を初公開。また、花器や家具に施された装飾のモチーフとなった草花を植栽する「エミール・ガレの庭」を散策することで、ガレの作品や自然に対する関心をより一層感じることができる。

日本と西洋の近代美術も紹介
さらに、水盤に並ぶ8つの可動展示室では、各部屋ごとに異なるテーマを設け、日本と西洋の近代美術を紹介。たとえば、ガレと関わりの深いフランスのガラス工芸家・ドーム兄弟による作品、印象派の画家カミーユ・ピサロや昭和期に活躍した小磯良平による絵画、彫刻家の籔内佐斗司の彫刻作品など、多様な所蔵作品を展示する。

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