くらし情報『小企画展「美術館の悪(わる)ものたち」国立西洋美術館で、デューラーなど15~20世紀初頭の西洋版画』

2023年7月24日 18:50

小企画展「美術館の悪(わる)ものたち」国立西洋美術館で、デューラーなど15~20世紀初頭の西洋版画

は、現代の価値観とマッチするものもあれば、理解に苦しむものもある。たとえば殺人や嫉妬は「悪」であり「正しくないこと」であるのに対し、大食いが罪とされるのには違和感を覚えるように、善悪の線引きは、古来より変わらないものもあれば、時代や地域、社会によって異なるのである。

18世紀末期以降に脱宗教化・世俗化が進むと、「悪」を客観的に捉え社会批判を含んだ絵画なども多く描かれるようになる。「近代都市の悪ものたち」の章では、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスやオノレ・ドーミエらによる作品も展示される。本展は、「悪」に対する西洋の価値観の一端にも触れることができる展覧会となっている。

展覧会概要
小企画展「美術館の悪ものたち」
会期:2023年6月27日(火)~9月3日(日)
会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日※ただし8月14日(月)は開館
観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)

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