映画『ハンガー・ゲーム0』“負けたら即死”究極のサバイバル・アクション新作、1作目の前日譚を描く
『ハンガー・ゲーム』シリーズの新作映画『ハンガー・ゲーム0』が、2023年12月22日(金)に全国公開。
「負ければ即死」のサバイバル“ハンガー・ゲーム”
『ハンガー・ゲーム』シリーズは、全世界1億部を突破したスーザン・コリンズの同名ベストセラー小説を映画化し、全世界4,200億円を記録した世界的メガヒットシリーズ。“ハンガー・ゲーム”とは、反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう「負ければ即死」のサバイバルゲームを指す。
2012年公開の『ハンガー・ゲーム』にはじまり、『ハンガー・ゲーム2』『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』と、究極のサバイバル・アクションを繰り広げてきた。
第1作目の数十年前、独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描く前日譚
新たな物語となる『ハンガー・ゲーム0』では、1作目の『ハンガー・ゲーム』でジェニファー・ローレンス演じたカットニス・エバディーンがプレイヤーとして志願する64年前、そしてドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーが独裁者として大統領になる数十年前にあたる前日譚を描く。
映し出されるのは、記念すべき第10回のハンガー・ゲーム。新たな試みとして、殺し合う子供=“贄”の教育係に任命された18歳の少年スノーは、貧しい境遇から抜け出す為に優勝を心に決めるが、いざ担当する事になった“贄”は、“唯一の武器が歌”という、か弱い少女ルーシーだった。
トム・ブライス、レイチェル・ゼグラーら出演
キャストには、『ロビン・フッド』で映画デビューしたトム・ブライスや、『ウエスト・サイド・ストーリー』で映画デビューし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーをはじめ、「ゲーム・オブ・スローンズ」でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞したピーター・ディンクレイジ、『グランド・ブダペスト・ホテル』のジェイソン・シュワルツマン、『フェンス』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィスらが集結している。
主人公コリオレーナス・スノー…トム・ブライス
18歳の教育係の少年。貧しさから抜け出すため、ハンガー・ゲーム優勝を決心。「勝利こそ全てだ」と考えており、のし上がるため野心を燃やす。贄のルーシーの教育を任され、ゲームを進めていく中で徐々にルーシーとひかれあっていく。
ルーシー・グレイ・ベアード…レイチェル・ゼグラー
第12地区の贄の少女。唯一の武器は歌。「最善の努力をするよ」と言う教育係のスノーに対し、「勝つ事だけ教えて」と告げる。人は生まれつき善意を持っていると信じている。
キャスカ・ハイボトム…ピーター・ディンクレイジ
“ハンガー・ゲーム”考案者。スノーの父とは同級生で、何か秘密があるようだが…。
ラッキー・フリッカーマン…ジェイソン・シュワルツマン
“ハンガー・ゲーム”司会者。。過去のハンガーゲームシリーズに登場し、司会者を務めたシーザー・フリッカーマンの親族。
ヴォラムニア・ゴール博士…ヴィオラ・デイヴィス
“ハンガー・ゲーム”ヘッド・ゲームメーカー。ゲームを盛り上げるため、教育係やプレイヤー達に様々な試練を与えていく。
タイガレス・スノー…ハンター・シェイファー
スノーの従姉。旧作では主人公カットニスをかくまうゲームの元スタイリストとして登場。
セジャナス・プリンツ…ジョシュ・アンドレス・リベラ
スノーの同級生。裕福な家に生まれる。ゲーム開催には疑問を持つ。
独特の世界観を表現する衣装
『ハンガー・ゲーム0』の独特の世界観を表現する衣装デザインは、注目したい見所の1つ。衣装デザインを担当したのは、『ハンガー・ゲーム2』の衣装も手掛けたトリッシュ・サマーヴィル。デヴィッド・フィンチャーの『ドラゴン・タトゥーの女』『ゴーン・ガール』や、アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされた映画『Mank/マンク』なども手掛ける衣装デザイナーだ。
主人公コリオレーナス・スノーが通う、キャピトルの学校“アカデミー”の衣装については、キャピトルが厳格な管理社会であることから「服装も自由には選べない。支給されて同じものを着るはず」だと考えて考案したという。
一方、ヒロインのルーシー・グレイ・ベアードが身に着けている印象的な“レインボードレス”の制作は苦労の賜物。ドレスを着て走り回れるように、裏布を重ねて下地にチュールを縫い付け、軽やかな仕様に仕上げた。また、『ハンガー・ゲーム2』に寄せて、旧作のヒロイン、カットニスとその妹プリムローズを彷彿させる蛇と花のモチーフが描かれているのもポイントだ。監督はフランシス・ローレンス
監督は『アイ・アム・レジェンド』『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンスが務める。また、脚本は『マクベス』『アサシン クリード』のマイケル・レスリー、『リトル・ミス・サンシャイン』『ハンガー・ゲーム2』のマイケル・アーントなどが手掛けた。原作は、スーザン・コリンズ書き下ろしによる『ハンガー・ゲーム 少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う』だ。
楽曲はオリヴィア・ロドリゴ
3度のグラミー賞を受賞、 2003年生まれのシンガーソングライター、オリヴィア・ロドリゴが映画『ハンガー・ゲーム0 』のために書き下ろした新曲「Can’t Catch Me Now」(=あなたは私を捕まえられないの意味)を提供。映画のために書き下ろした。
過酷なゲームの中、信頼しあい、ひかれあうルーシー・グレイとスノー。この彼らの歌詞が危うい未来を予感させる。
【詳細】
映画『ハンガー・ゲーム0』
公開日:2023年12月22日(金)
監督:フランシス・ローレンス
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ジェイソン・シュワルツマン、ヴィオラ・デイヴィス
脚本:マイケル・レスリー、マイケル・アーント
原作:スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム 少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う』(KADOKAWA 刊)
製作:ニーナ・ジェイコブソン、ブラッド・シンプソン、フランシス・ローレンス
原題:THE HUNGER GAMES:THE BALLAD OF SONGBIRDS & SNAKES