2024年1月25日 12:15
映画『システム・クラッシャー』社会のどこにも居場所のない9歳の少女がもがき突き進む物語
主人公ベニー…ヘレナ・ツェンゲル
幼少期に父親から受けたトラウマを背負う9歳の少女。かなしげな青い目で愛情を切望するかと思えば、叫び、悪態をつき、制御が効かなくなる。「ただ、ママのもとに帰りたい」という願いを持っているが、施設へと入れられてしまう。
ミヒャ…アルブレヒト・シュッフ
非暴力トレーナー。自分とベニーの二人きりで、森深くの山小屋で3週間の隔離療法を受けさせることを提案する。
第69回ベルリン国際映画祭などで数々の賞を受賞
映画『システム・クラッシャー』は、第69回べルリン国際映画祭のワールドプレミア上映にて10分間のスタンディングオベーションを受け、銀熊賞とベルリナー・モルゲンポスト紙読者審査員賞の2冠を受賞。加えて、第92回アカデミー国際長編映画賞ドイツ代表作品に選ばれるなど、世界各国で37冠・26ノミネートに輝いた。
映画『システム・クラッシャー』あらすじ
9歳の少女ベニーは、幼少期のトラウマから手の付けようのない暴れん坊と化し、里親、グループホーム、特別支援学校、どこに行こうと問題を起こして追い出されてしまう。
「ただ、ママのもとに帰りたい」と願うベニーだが、母はベニーに対して愛情は持ちながらもどのように接していいのか皆目見当がつかず、施設へと押し付け続ける。