没入型展覧会「アール・ヌーヴォーの女神たち」名古屋で、ミュシャの女性像を映像空間&作品展示で堪能
没入型展覧会「ミュシャ展~アール・ヌーヴォーの女神たち~」が、愛知・名古屋の金山南ビル美術館棟にて、2024年12月21日(土)から2025年2月2日(日)まで開催される。なお、大阪でも開催された巡回展だ。
映像&作品展示でミュシャの世界に没入
アール・ヌーヴォーの代表的な画家・デザイナーとして知られるアルフォンス・ミュシャ。曲線や幾何学的な模様を使った華やかな作風から、“線の魔術師”などと高い評価を得ている。「ミュシャ展~アール・ヌーヴォーの女神たち~」では、そんなミュシャの作品を展示するエリアに加えて、プロジェクターを用いた映像演出を展開するエリアを設置し、ミュシャが描き出す世界へと入り込むような没入型体験を提供する。
映像エリアは、ミュシャにとって大きな転機となるパリ時代の作品にフォーカスした前半部と、母国への愛や壮大なストーリーを感じさせる作品を取り上げる後半部の2部構成。出世作となった《ジスモンダ》を筆頭に、《モナコ・モンテカルロ》や《夢想》などの名作を、精緻な映像で表現する。
作品の展示エリアでは、約150点のオリジナル作品を4章構成で紹介。
ミュシャならではの女性像に迫る第1章や、商業ポスター・印刷物など人々の暮らしに着目した第2章など、テーマごとに整理しながらミュシャの歩みを辿る。