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ウィルソンカキ 2025年春夏コレクション - 海岸沿いの日常生活

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ウィルソンカキ 2025年春夏コレクション - 海岸沿いの日常生活

ウィルソンカキ(Wilsonkaki)の2025年春夏コレクションが、東京ファッションウィーク中の2024年9月3日(火)に発表された。テーマは“TEETH OF THE SEA(海の歯)”。

日常生活を営む人々を見つめて
香港出身のデザイナー、ウィルソン・カキ・イップ(Wilson Yip Ka Ki)が2021年にスタートしたウィルソンカキ。平凡な日常生活に視線を向けて人々の行動を観察し、その中にある些細な出来事から得たインスピレーションをもとに、構造にいくらかの“ひねり”を加えたカジュアルウェアを提案している。

“海岸沿いの日常生活”を着想源に
そんなウィルソンカキが今季の着想源とするのは、“海岸沿いの日常生活”。海は、広く共有されているように明るく美しいものであるが、ときには、孤独感や危険をもたらすものでもある—。そうした多面的な海をより深く解釈し、海と人間との関係を探求していく。

“留め具”でフォルム&ディテールに変化を
コレクションの主軸となっていたのが、ブランドを代表するパンツに使用されるマグネットをはじめとした留め具。
もちろん、マグネット式のパンツを提案する動機となったのは、着脱をスムーズにするという利便性であったはずだが、ここではその留め具を発展させ、フォルムやディテールに“ひねり”を与えるためのツールとして活躍させている。

シャツの片側の裾をめくりあげて留めることでアシンメトリーなルックを生み出したり、あるいはフロントに配した留め具を使ってシャツに立体感のあるドレープを与えたり、といった直接的なギミックがプレイフルな印象を演出。海風を受ければ、そのユニークなシルエットがより一層強調される。

海から連想したモチーフ
そして、海から連想した“貝殻”、“網”、“ヤシの木”といったモチーフが、コレクションに具体性を加える。それらのグラフィックをシャツジャケットや半袖シャツにプリントするのはもちろんこと、まさに“網”のようなニットのカーディガンやベスト、バッグをルックの中に織り交ぜた。

開放的なムードで
前述のシャツ類・ニット類のほかには、カーゴパンツ、薄手のドレスやスカート、ノースリーブのハイネックジャケットが登場。一貫して適度にゆとりのあるシルエットは、生活の中に開放的なムードをもたらしてくれる。“海岸沿いの風景”を思わせるカラーパレット
カラーパレットは、ホワイトのテーラードジャケットやドレス、スカイブルーのシャツやハーフパンツなどのほか、グリーン、ブラウン、ブラックと、いわば“海岸沿いの風景”からそのまま抽出したかのような色彩。
それぞれを柔らかさのある色味に抑え、コレクションを軽やかにまとめあげている。

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