ジェイエムウエストンの展覧会「レゼガレ」青山で、シューズの試作モデルをアートに再構築
ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)によるシューズの展覧会「レゼガレ(LES ÉGARÉS)」が、2024年11月2日(土)から2025年春ごろまで、ジェイエムウエストン 青山店にて開催される。
シューズの“プロトタイプ”をアート作品に
フランス・パリより巡回する「レゼガレ」は、毎コレクションで考案されるシューズの試作モデル「プロトタイプ」に着目し、アート作品を展示する展覧会だ。
“暗い靴箱”から飛び立たせた「プロトタイプ」
コレクションには姿を現わせることができなかった「プロトタイプ」。ちょっとした色のニュアンスや底の高さがネックとなり下書きとされた試作モデルは、工場内の箱に仕舞われ、再び姿を見せる機会は少ない。そんな靴たちに、アートピースとして脚光を浴びさせた本展覧会。ラフスケッチの風貌を残した「プロトタイプ」に、新たな命を吹き込む場所となる。
“宙に浮かぶ”言葉を象った靴紐など
会場では、レザーの小さな封筒、白の漆喰カラーのレザーでできたメモ帳、言葉の形になぞったまま、空中で止まっている靴紐などの中心に「プロトタイプ」を展示。韻を踏んだ詩や散文や、ソール用ワックスの詩が書かれた靴底とアッパーなど、歩くことと夢を見ることの密接な関係性を演出している。