ザ・キャビンカンパニーの個展が千葉市美術館で、膨大な絵本原画&没入感あふれるインスタレーション
展覧会「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」が、2024年11月16日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで、千葉市美術館にて開催される。
絵本や立体作品を手掛ける2人組ユニット「ザ・キャビンカンパニー」
ザ・キャビンカンパニーは、2009年に結成された、阿部健太朗と吉岡紗希による2人組アーティスト。大分県由布市の廃校をアトリエとし、鮮やかな色彩絵本や独創的なタッチを用いた絵画に加えて、立体作品やイラストレーションなど、さまざまな作品を生み出してきた。
なかでも絵本は、これまで40冊以上の作品を発表。2014年に出版した絵本『だいおういかのいかたろう』では日本絵本賞読者賞を獲得、2024年には絵本『ゆうやけにとけてゆく』が第29回日本絵本賞と第71回産経児童出版文化賞を受賞するなど、数々の高い評価を得ている。
絵本原画や立体造形が集結する大個展
本展覧会は、そんなザ・キャビンカンパニーによる待望の大個展。会場は7つのテーマに沿った部屋で構成されており、まるで空間が大きな1冊の本になったかのようなワクワクする仕掛けが満載だ。
活動初期から現在までの膨大な絵本原画をはじめ、段ボールや紙粘土といった馴染み深い材料でつくられた立体造形、影絵あそびに着想を得た映像作品《オボロ屋敷》、物語の世界に入り込んだような没入感あふれるインスタレーションなど、多彩な作品を目にすることができる。