映画『奇麗な、悪』中村文則の短編小説を主演・瀧内公美で実写化、日本映画史上初の“1時間超え”長回し
映画『奇麗な、悪』が、2025年2月21日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開される。原作は中村文則、主演は瀧内公美。
原作は中村文則の短編小説「火」
原作となるのは、芥川賞作家・中村文則の小説「銃」に収録される短編「火」。2015年には桃井かおりが監督・脚本・主演を務めた映画『火 Hee』が公開されたほか、その映画を三木美智代が「業火」として舞台化するなど、これまでにも実写化が試みられた作品だ。
主演・瀧内公美、1時間以上のワンカットで撮影された1人芝居
2度目の映画化作品となる『奇麗な、悪』では、『由宇子の天秤』や『火口のふたり』で知られる瀧内公美が主演を務める。原作の通り、主人公の女性が精神科の医者らしき人物に向かって身の上話を打ち明けるという内容になっているが、驚くことに本作は日本映画史上初となる1時間以上のワンカットで撮影されたという。悲惨な人生を一気に語りだす、瀧内の1人芝居に注目だ。
映画『奇麗な、悪』あらすじ
ひとりの女が街の人混みのなかを歩く、まるで糸の切れた風船のように。
生きることすら危うさを感じるその女はとある館にたどり着く。女は思い出す、以前に何回か訪ね診てもらった精神科医院だ。