「丸の内 TOEI」25年7月に閉館、東映最後の直営映画館 - 東映会館は再開発で新商業施設に

東映最後の直営映画館「丸の内 TOEI(まるのうちとうえい)」が、2025年7月27日(日)に閉館。劇場のある東映会館は再開発され、新商業施設に生まれ変わる予定だ。開発期間は2025年から2029年を予定している。
東映会館が再開発、ホテル・店舗を中心とした新商業施設に
東映会館は、東映の本社オフィスと、直営映画館「丸の内 TOEI」を備える施設。建物・設備の老朽化により再開発を行い、ホテル・店舗を中心とした商業施設を新たに建設する。「丸の内 TOEI」は営業終了となり、東映のオフィスは「京橋エドグラン」へと2025年夏頃に移転される予定だ。
東映の直営劇場「丸の内 TOEI」約65年の歴史に幕
東映会館にある、東映の直営劇場「丸の内 TOEI」は、64年10ヶ月にわたって東映作品を中心に映画上映を行い、舞台挨拶の会場としても使用されてきた映画館。国内大手の映画配給会社が持つ最後の直営館であり、銀座の街並みに溶け込んだ“顔”として長きにわたって愛されてきた。
「丸の内TOEI」は1960年、東映会館の竣工とともに「丸の内東映」、 洋画封切館「丸の内東映パラス」として開館。1989年に「丸の内東映パラス」