絵本で“平和”を考える展覧会、長野・安曇野ちひろ美術館で「窓ぎわのトットちゃん」挿入画など約90点

展覧会「戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ『へいわ』」が、2025年3月1日(土)から6月1日(日)まで、長野県の安曇野ちひろ美術館にて開催される。
絵本を通して“へいわ”を考える
日本の終戦から80年にあたる、2025年。いわさきちひろをはじめとする戦争を経験した画家たちは、二度と同じ過ちを繰り返してはならない、子どもたちにしあわせであってほしいという切実な思いを絵本に込めた。そんな絵本の数々は、子どもだけでなく大人たちにも、平和や戦争について考えるきっかけを与えてくれる存在だ。
戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ「へいわ」では、ちひろや世界の絵本画家たちが平和への思いを込めた絵本や、戦争を描いた絵本を紹介。約180点の作品を通し、“へいわ”について思いを巡らす展覧会となっている。
「窓ぎわのトットちゃん」挿入画、“戦争”を描いたちひろの絵本
会場では、ちひろ美術館の館長である黒柳徹子が、戦争とともに生きた子ども時代を綴った自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」とその続編に収録されたちひろの絵のほか、戦争を描いたちひろの作品も紹介。被爆した広島の子どもたちの手記に絵を添えた「わたしがちいさかったときに」