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ウィザード 2025年秋冬コレクション -「忘れられない感覚」呼び起こされる残像

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ウィザード 2025年秋冬コレクション -「忘れられない感覚」呼び起こされる残像

ウィザード(wizzard)の2025年秋冬コレクションが2025年3月21日(金)に発表された。

記憶に残る「残像」
今季のテーマは、「忘れられない感覚(Unforgettable Feeling)」。“記憶に残るもの”、“残すべきもの” に焦点を当て、コレクションを通じて「残像」というコンセプトを表現している。

“過去”を思わせるほつれとダメージ
目を引いたのは、裾や袖口をほつれさせたニットや、大胆なクラッシュ加工を施したジーンズなど、“時間の経過”を彷彿とさせるピース。たっぷりと生地を用いたレザージャケットは、着る人それぞれによって風合いの変化を楽しむことが可能だ。

細かなシワがもたらす個性
同様に、生地に刻まれた細かなシワのディテールも、時の重なりを象徴するかのよう。生地一面に細かなシワを寄せたシャツや、ショルダー部分をクシュっと寄せたバッグなど、立体的に表現されたシワは、どこか温かみのあるムードを纏いながら身に着ける者の個性を引き立てる。

曖昧な“記憶”を表す色彩
記憶の片隅に残る、ぼやけた“残像”を表すかのような色使いも印象的。
ダークカラーでダイダイ染めのような模様をあしらったスウェットパンツや、水彩画のように淡く色彩が切り替わるシャギーニットやスカードなどがその好例だ。視線の先でゆらめくような色彩や質感が、不確かでありながらも心に残る存在感を放つ。

リラクシングなラインと形を変えるオーバーシルエット
シルエットは、身体をやさしく包み込むようなリラクシングなラインを主流としつつ、前述した量感たっぷりのレザージャケットや、サイドラインを捻ったワイドパンツなど、オーバーサイズシルエットも披露。流れるようなドレープや動きに応じて変化するシルエットは、まるで過去の記憶が形を変えながら浮かび上がるように、その曖昧さと確かさを同時に宿している。

現代アーティスト・富樫幹とコラボ
なお、ウィザード2025年秋冬コレクションでは、現代アーティスト・富樫幹とのコラボレーションも実施。富樫が描く抽象的な人物画のデザインをあしらったブルゾンなどが展開される。

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