特別展「古代ギリシャ ―時空を超えた旅―」神戸・長崎で開催 - 300を超える貴重な作品
紀元前480年〜前323年までのクラシック時代は、アテネのアクロポリスにパルテノン神殿が建設され、演劇や哲学が盛んになる時期。後の西洋美術に大きな影響を与えるような彫刻や絵画表現が生み出された時代でもある。
その後、アレクサンドロス大王がもたらしたマケドニア王国の洗練された宮廷美術は、やがて人間味溢れるヘレニズム文化へと花開き、ギリシャの美はローマへと継承されていく。たくさんの神々が人間を加護し、時には罰する文化は、多神教の世界に生きる日本人には、馴染みやすく理解しやすい儀礼や死生観なのだろう。
このような時代を背景に生まれた多くの展示品が一堂に会し、大規模にギリシャ美術を体感できる未だかつてない特別展。アテネやスパルタ、マケドニアなどギリシャ各地に花開いた文化・文明をぜひその目で確かめてみてはいかがだろう。
【概要】
特別展「古代ギリシャ ―時空を超えた旅―」
■長崎会場
会期:2016年10月14日(金)~12月11日(日)
会場:長崎県美術館 企画展示室
住所:長崎県長崎市出島町2-1
休館日:10月24日(月)、11月14日(月)、11月28日(月)
開館時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)