サンローラン、エディ・スリマン去る - アンソニー・ヴァカレロがクリエイティブ・ディレクター就任
サンローラン(Saint Laurent)のクリエイティブ・ディレクターを務めるエディ・スリマンが、退任。後任は、ヴェルサス ヴェルサーチ(Versus Versace)で活躍していたアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)に決定した。
2012年3月よりクリエイティブ・ディレクターに就いたエディ。彼はサンローランでのラストコレクションとして、ロサンゼルスでのショーで自身の集大成的スタイルを存分に披露した一方、16年秋冬ウィメンズコレクションでは、イヴ・サン=ローラン本人によるクチュールショー演出を踏襲し、新たなクチュールハウスで発表した。4年間、ブランドの世界観を大事にしながらモダンな息吹を吹き込んだ、彼らしい最後を飾ったと言える。
なお今回の退任に関して、ケリングCEO フランソワ・アンリ・ピノーは「イヴ・サンローランがこの4年間で成し遂げたことは、メゾンの歴史の中でもユニークな章になったと思います。この伝説的ブランドの新たな道のりをひいてくれた、エディ・スリマンとイヴ・サンローラン チームには大変感謝しています」とコメントした。
後任については2016年4月4日(月)