映画『ストリート・オーケストラ』16年8月公開、スラム街の子供たちが音楽で運命を変えた感動の実話
ブラジル感動の実話を描いた映画『ストリート・オーケストラ』が2016年8月13日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。
本作は、スラム街の子供たちがクラシック音楽の教育との出会いを通して「エリオポリス交響楽団」を結成し、自身の運命やブラジル社会を変えていった奇跡の実話を映画化したもの。
物語は、ブラジルの名門“サンパウロ交響楽団”のオーディションに落選したヴァイオリニストのラエルチが、失意のなかスラム街の学校で音楽教師を務めることから始まる。ある時、ギャングに襲われたラエルチは見事な演奏で彼らを逆襲した。音楽に感動したギャングたちが銃を下したということを聞いた子供たちは、暴力以外に人を変える力があることを知る。しかし、音楽の喜びに気付いた子供たちと、情熱を取り戻したラエルチのもとには、やがて思わぬ事件が待ち受けることになる。
監督は、ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞した『セントラル・ステーション』で助監督を務めたセルジオ・マシャード。教師のラエルチ役は、自身もスラム街出身の俳優ラザロ・ハーモスが演じる。
映画で流れる、モーツァルト、ブラームス、バッハ、ラフマニノフ、チャイコフキーほか錚々たる作曲家の名曲にも注目だ。