「レンブラント リ・クリエイト展 2016」横浜・そごう美術館で - 最新技術で蘇る17世紀当時の美
「レンブラント リ・クリエイト展 2016」が、横浜のそごう美術館で開催される。会期は2016年7月30日(土)から9月4日(日)まで。
レンブラント研究の権威であるエルンスト・ファン・デ・ウェテリンクの監修により実現した本展。17世紀レンブラントが描いた当時の姿に再現された自画像全41点など約200点のリ・クリエイト(複製画)作品が横浜に集結する。
展覧会名にもなっている“リ・クリエイト”とは、「レンブラント・リサーチ・プロジェクト」より提供された画像素材を元に、最新技術を駆使して17世紀当時の色彩を美しく再創造すること。1900年代初頭に、1,000点以上存在した真贋様々な作品から調査を行った「レンブラント・リサーチ・プロジェクト」と、他分野の専門家が力を組んだからこそ、本展は実現したのだ。
レンブラントの最高傑作とされる《夜警》は、火縄銃手組合からの注文により1642年に完成。しかし1715年にアムステルダム市庁舎へと移される際に、作品の上下左右が切り詰められてしまったため、アムステルダム国立美術館で現在展示されている《夜警》からは、その全貌を見ることはできない。