くらし情報『「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」ポーラ美術館で展覧会 - パリの変貌を描く約120点』

「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」ポーラ美術館で展覧会 - パリの変貌を描く約120点

「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」ポーラ美術館で展覧会 - パリの変貌を描く約120点


展覧会「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線」が、2016年9月10日(土)から2017年3月3日(金)までポーラ美術館で開催される。

かつて壁や防塁に囲まれていた城砦都市パリ。20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、次第に街が拡張されていった。本展では、その都市拡張のダイナミズムを映し出した画家や写真家にスポットライトを当て、それぞれの作家のもつ都市の境界線への視線を、約120点の作品によって検証する。

第1章で紹介するのは19世紀から20世紀、パリの人口が劇的に増加し、都市の様相も変化し始めた時代。街の風景を鋭くとらえたアンリ・ルソー、そして彼を敬愛したパブロ・ピカソの作品を展観する。

第2章では、「乳白色の下地」で独自のスタイルを確立したレオナール・フジタ(藤田嗣治)の絵画を揃える。超境者の1人である彼が、パリ郊外を表現した風景が並ぶ。
そして、第3章では、19世紀の古き良き時代の姿を丹念に記録した近代写真の先駆者ウジェーヌ・アジェの写真を、ルソーやシュルレアリストのデ・キリコの作品と共に展示する。

続く第4章で目にするのは、郊外の風景に向かい続けたのはモーリス・ユトリロの絵画。

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